SNSでアタックしていた女の子から
「私、パーソナリティ障害なの」って返信が来たんだけど。
パーソナリティ障害って何の事か知ってる?
そんなあなたの疑問を解決するのにぴったりな本をご紹介。
「結局、自分のことしか考えない人たち」
パーソナリティ障害について詳しく解説した本となっております。
実は重いパーソナリティ障害の基準を満たすのは100人に1人しかおらず
それ以上の人が苦痛を訴え苦しんでいるのに、病院に行っても見落とされてしまうのが現状です。
自分はもしかして…。いつも私を苦しめてくるあの人ってもしや…。と気になっている方も、この本を読めば長年のもやもやが少しは晴れるかもしれません。
パーソナリティ障害について
一章では自己愛障害についてまとめられています。
そんなささいな事で?と驚くような事に傷つき逃げてしまったり、常に周りに特別扱いを要求したり、他人を自分の一部とみなしどんどん相手を追いつめてていく、といったパーソナリティ障害の特徴について書かれています。
ちょくちょく実際のエピソードが紹介されているのですが
特に恐ろしいと感じたのは、娘が結婚式に着るドレスの色を母親の言う通りにしなかったというだけで
娘を一切無視し、披露宴への参加をキャンセルする母親の話です。
客観的に一歩引いた状態の読者の視線で見ると、どう考えても母親は異常だし、距離を置いた方がいいのにと思えるのですが、当事者はそういう訳にもいきません。
そんな母親でも一生懸命に機嫌を取ろうとする健気な娘の姿は読んでいて辛いです。
パーソナリティ障害への対処法
自己愛障害への一番の対処法も、サイコパス関連の本を読んだ時と一緒でした。
全力で逃げる事なんですよね。
大人になってパーソナリティ障害の人と出会ったならそれも可能だと思います。
自分をコントロールしてこようとする恋人の例も載っていて、そういった状態なら自分次第で避けられると思います。
ですが別の章の「自己愛はどこから産まれるのか」でも触れられていましたが
パーソナリティ障害は子供の頃の環境で形成されていくと。
つまりほとんどの場合、犯人は両親、特に母親なんですね。
ですが子供の時ってそういった環境からは逃げる事も出来ないし、気づいた時にはもう自己愛出来上がってしまってますよね。
自身がパーソナリティ障害になってしまった場合、治療には長い時間がかかりそうです。
両親ガチャでハズレ引いた時の人生辛すぎ。
最近読んだ、とんでもない親に育てられた方々の本がめちゃくちゃ面白かったので、こちらも紹介しておきます。
親のせいで辛い時代を過ごした人なら「うわ、あるあるー!」と共感する事間違いなしの漫画です。
「結局、自分のことしか考えない人たち」まとめ
病気と性格の境目ってどこなんだろう、と考えさせられる本でした。
一定のラインを越えなければただの関わりたくない人、変な人。
それが度を越すと病気と判断されるのでしょうか。
今までは性格の悪い人だと見過ごしてきた人たちも、なんらかの軽度の人格障害を患っていた可能性があると考えると、頭が混乱してきます。
本の最後には子供をパーソナリティ障害に育てない為の育て方が載っています。
子供達に辛い思いをさせない為にも、他者への接し方を学ぶのは私たちの義務かもしれませんね。
本に書いてあったアドバイスを胸に刻み、子供を育てたいと思います!
子供居ないけど。